ソニータイマー、ゲットレディ

歌います。

ボクの大切なプレイステーション、ママからもらったわけではないがとにかく大切なプレイステーション、とっても大事にしてたのに、プラネテス見てる途中で音が飛ぶ。どうしよう。どうしよう。オーパッキャラマードパッキャラマードパオパオパパパ、オーパッキャラマードパッキャラマードパオパオパ!


ありがとうございます。本日は私のカラオケ大会にお付き合いいただいてありがとうございます。ええ、何のことはありません。私のプレイステーション2がですね、世界のソニー製品であるところのプレイステーション2がですね、不調なんですよ。ネジが一本飛んだドラえもんみたいに不調なんです。もしくは曲を思うように書けない剛田武のように。音が飛び、映像もカクカク、ああ、とにかく私はプラネテスを見たいだけなのです。他に何もいらないのです。強いて言えば今日の昼食とか金とか酒とか愛とか欲しいですけど、一番はプラネテスなんです。それなのに、なぜです、なぜこのプレイステーション2はDVDをきちんと再生できないのですか! そんな再生っぷりで野村再生工場に太刀打ちできると思ってるんですか! 野村をなめるな! 
あ、お話が長くなってしまいましたね。二曲目にいかせていただきます。

僕が何千マイルも歩いたら プレステから大事なものがこぼれ落ちた
思い出の歌口ずさむ 繋がらない音声を土に還した
今なんでカクカクな映像を返したの なぜ君はいつでもそんなに真っ黒なの
翼が生えた こんなにも悩ましい僕らも歩き続ける
つまらない日々を プラネテス
すりつけても減りはしない 少し音が飛ぶだけ
ハローもグッバイも再生もできなくなって
こんなにもすれ違ってそれぞれに歩いてゆく
ハローもグッバイも再生もできなくなって
こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いてゆく


ありがとうございます。実はこうして歌を唄う時間を利用してプレイステーション2を休めているのですが、このコンサートが終わったあと、果たして問題なく再生できるかどうかはわかりません。ただ僕は、一縷の望みにかけているのです。プレステ2くんは、少し疲れてしまっただけなのだと。休憩をとってあげれば、またいつものようにバリバリ働いてくれるに違いないと。これは賭けではありません。信頼です。僕はプレステ2くんを信頼してます。彼は強い男です。ソニー? タイマー? そんな戯言は聞きたくありません。これは僕と彼との個人的な問題なのです。ああ、すいません、ついつい熱くなってしまいまして。焦っているのでしょうか、僕は。こんなことじゃいけない。信じてあげないと、プレステ2くんを。彼は今、必死で頑張ってくれてるんです。僕には祈ることしかできませんが、きっと、何かが伝わっているはず。そう、きっと。
僕の思いよ、プレステ2に届け!


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