レッツ・メディカルドラゴン

ビッグコミックスペリオールで連載されている『医龍』という漫画、現在ドラマも放送中で人気沸騰中ですね。僕はこの漫画、女性キャラがエロいので好きです。というのは冗談で、ちゃんと内容も楽しんでいます。決して女性キャラのエロさでハァハァしているだけではありません。そもそも女性キャラがエロすぎるからいけないんです。最初のエピソードでいきなり乳を見せるからいけないんです。そんなことしたらどうなるかわかっちゃらりら!(ろくでなし逆ギレ)
と、そんなことはどうでもよい。この漫画で僕が好きなところはですね、セリフまわしのカッコよさであります。とはいってもセリフの内容がいい、っていうことではなく、人物の喋り方。長いセリフを短く「、」(読点)で区切っていくつかのフキダシに分割するあたり、なんか痺れます。かっけええええ! とか思います。大ゴマでドーンと絵が紙面を占めているところにこういうセリフがくるのでじつに効果的、印象的。可読性もアップ。「、」でフキダシが終わるのって、普通は違和感バリバリのはずなんですけどね。同誌連載の『あずみ』も(というか小山ゆう先生も)この方法を使ってキャラに喋らせていますね。というかいろんな漫画で普通に使われてそう。しかし『医龍』のほうが、大げさ具合において勝っていると僕は思います。「、」が気になっちゃうもの。僕もこんなカッコイイセリフを使ってみたい。そう思ったので使ってみました。カッコ一組がひとつのフキダシだと思ってください。あなたの想像力ならできる。

「唸れッ、」「真空の斧ッ!」

「ガッ、」「ガルダンディー!」

「ダ、」「ダンテ氏」

「くそったれ、」「パワーが貴様ならスピードはオレだ、」

「きみはじつに、」「ばかだな」

「だれも傷つけたくない、」「傷つきたくないんじゃよ」


これほど盛大に失敗するとは思ってもみなかった。しかもセリフがうろ覚えだ。だいたい『キン肉マン』で真っ先に浮かぶのが「ダンテ氏」って、我ながらどうかしてる。