うすた京介

コンビニのバイトが終わったあと、週間少年ジャンプを立ち読みした。このごろのジャンプは僕のような汚れ切った童貞には馴染まないらしく、面白い漫画が見当たらない。とりあえず『ボボボーボ・ボーボボ』『いちご100%』『プリティフェイス』『ルーキーズ』を読む(このラインナップは人としてどうなのか)。
そして最後の楽しみ、『ピューと吹く! ジャガー』のページを繰る。やはりこの人は凄いね。絵は上手いし、言語センスは他の追随を許さない。今週はちょっと不作だったけど、ギタートーナメントの時はかなり笑わせてもらった。
しかし僕がジャガーを見て含み笑いをしていると、同僚のKくんが「ジャガーつまんないですよね」「意味わからないし」「フツーにサムイ」などとまくし立ててきた。僕は「まあ人それぞれだよね」と答えたのだけれど、内心かなりビックリしていた。「ジャガー」を面白くないという人がいるのだ。当たり前のことなのに、何故か狼狽した。「ジャガーが好きです」というのは当たり前すぎて口に出すのも憚られるほど万人ウケしてると勝手に思い込んでいたのだ。世界はまだまだ広い。いろいろな人間がこの地球上にはいるんだなあ、と大げさに考えてみたりしてみた。