はてなダイアリーが選ぶ名盤百選

mikadiri2003-07-19

松倉さん(id:matsukura)からバトンが回ってきましたので、不肖私ミカヂリが書かせていただきます。

好きなアルバムってのは沢山あって、そこからいざ一つ選ぶとなると本当に迷う。でもやはり、僕は「Pillows&Prayers」の管理人として、「ピロウズを布教する会」の委員長(会員一人)として、このアルバムを選ばざるを得ない。ザ・ピロウズの『リトル・バスターズ』である。ピロウズヲタであり山中さわおヲタである僕は、このアルバムに対する思い込みを書き始めるとフォレスト・ガンプみたいに止まらなくなってしまう。そんなのは読んでてもつまらないだろうし、僕も恥ずかしいのでやめにして、「音楽的」な聴き所をピックアップしていこうと思う。

  • M1「Hello,welcome to bubbletown's happy zoo(instant show)」。ディストーション・ギターリフが変拍子と相まって疾走し、グイグイと聴く者の耳を引きつける。アルバムの一曲目として最高だと思う。
  • M3「ONE LIFE」。コード進行、曲構成ともに王道だが、サビのメロディーは流れるように綺麗で、エフェクトをかけまくった声(笑)の効果も加わり、この曲を名曲といわせている。
  • M5「like a lovesong(back to back)」。とにかくリバーブのかかったギターが良い。DM7のコードを使ってるけど、この響きかなり好きです。
  • M7「ハイブリッド・レインボウ」はじめ静かでサビ爆発、というグランジ直系の曲。しかしサビの盛り上がりは尋常じゃない。
  • M10「black sheep」。これまでエレキギターのパワーで引っ張ってきたところにいきなりアコースティックな弾き語り曲。そのあまりに鬱な歌詞は、一部で大人気。
  • M11「LITTLE BUSTERS」。そしてタイトル曲にしてラストの曲につながるわけだ。ギターリフが始まった時点で「あ、終わりなんだなー」と思わせる曲。映画とかのラストで使ったら最高じゃん、と思ってたら「フリクリ」で使われてた。そして滅茶苦茶ハマってた。



簡単にいえば「ギターロック」である。耳の肥えた人には特別新鮮に聴こえるわけではない。ソングライターである山中さわおが「好きなミュージシャン」としてよく挙げる、ピクシーズ、ジャム、コレクターズ、ニルヴァーナビートルズ。これらのバンド名からあなたが予想した音楽と大体似たようなものだ。ではなぜ僕のようなディープなピロウズファンがいるのか、って言うと―――――これまた長くなるのでやめます。とりあえず「自分が何か出来るわけじゃないけど何かをしたい」人や、「くだらない世の中で信じられるものなんてあんまりない」人、ピロウズを聴いてみてください。きっと、何か感じるものがあるはず。


すいません、長くなりすぎました。やはりピロウズを語り始めると壊れたレコードプレイヤーみたいに止まらなくなっちゃいますね。さて、次を誰にお願いしようかなと思うんですが、ウェブ上にあまり友達がいないので迷ってしまいます。うーん。そうだ、このような腐れはてなダイアリーをアンテナ登録してくださっている神様にバトンを渡そうと思います。というわけではぢめさん(id:kocorono)、お願いします。