色のついた夢見たいな

部屋のお片づけをする際の定番ともいえる現象が、今まさに僕の眼前に広がっております。そう、つまり、ベッドの上にモノが散乱して寝れない。「床で寝ろ」とは深夜バイトの先輩の暖かいお言葉ですが、ほう、床、床、床が見えない。さあどうする。あなたならどうする。貴様ならどうする。
まあ選択肢はいくつかある。1、寝ない。24時間以上起きている人間にとってこれは酷過ぎる。2、立って寝る。「寝てから立つ」ということなら毎朝毎朝飽きずに繰り返しているのだが、その順序を逆にすることは今の僕には出来ない。3、廊下で寝る。これはよさそうだ。試しに廊下に布団を敷いてみる。すっぽり入る。横になってみる。ママンが小便に起きてくる。顔面を踏まれる。踏まれながらパンティーを拝まされるという古今類を見ない強力なコンボ。やはり駄目だ。4、コタツで寝る。やはりこれが一番現実的であろうか。コタツ、コタツ、あれ、コタツが見えない、確かにあるはずなのに、コタツが見えない。……取り込まれた洗濯物で埋まっている。畳めよ、とママンに言う。「そんな生意気言うならあんたがやりなさい!」と逆切れされる。これも没。5、ママンの布団に潜り込む。わあ、暖かくて気持ちいいぞう! ってんなわけアルカイー!(名倉)
結局、地道に片づけを進める事が一番の近道と知る。急がば回れ、とはよく言ったものだ。ベッドの上に所狭しと並べられているスーパーファミコンソフトを、僕はどうすればいいのだろう? 『ドラッケン』なんて、誰が知ってる? 『WWFスーパーレッスルマニア』なんて、誰が持ってる? 『東海道五十三次』っておい、ファミコンまであるぞ。先はまだまだ長い。まずは、こんなところで更新している場合じゃないということだ。