I hope I die before I get old

さて、爆音で「Overture」を聴いています。朝っぱらかザ・フーの『TOMMY』を聴くというのはとても暑苦しいものですが、まあしょうがない。再生ボタンを押して一発目の音でゾクゾクするアルバムっていうのはあまりありませんが、『TOMMY』はまさにそれです。ギター、ベース、ドラムという最小限のバンド構成でここまで高揚感のあるサウンドが出せるものなのか、と初めて聴いたときに思いました。出せるものなんですよねえ。
今日のバイト中、頭ん中でずぅっと「A QUICK ONE」とか「AMAZING JOURNY」とかが流れてて、なかなか仕事に集中できず、相方さんへ「フーが、フーが」とフー話を矢継ぎ早にまくしたて、それはまるで「フーガト短調」のように「フーが、フーが」ばっかり言ってました。迷惑かけてごめんなさい。実際は武装錬金話もかなりしましたけどそれはそれで置いておく。まったく、今日からザ・フー強化週間でも始めようかしら。アホのように主観丸出しのレビューを書きなぐるはた迷惑な一週間。いやいや、そんな顔しないでください。こんな格好いいバンドが日本では人気ないなんて、やっぱりちょっと寂しすぎますよ。それにしても「AMAZING JOURNY」におけるキース・ムーンのドラミングは凄いの一言に尽きますな。スタジオ版はギターの音が大人しめな代わりにドラムがとんでもないことになっています。このフィル・インのセンスはちと真似できないなあ。リンゴの息子、ザック・スターキーもフーのサポートドラマーとして頑張ったみたいなんですが(親父より上手い)、キース・ムーンはテクとかそういうのを超越した変態ドラマーですからね。唯一無二、という言い方がしっくりくる。ツェッペリンのボンゾと並び、ロック界変態超絶ドラマーの頂点に位置する男ですね。