はてなブックマークを使用するにあたって

ソーシャルなんたら「はてなブックマーク」を、僕も使ってみようと思い、いろいろとやっていました。Sleipnirというタブブラウザを使用していると甚だ激しく最初でつまづくサービースなのでありますが、まあそこは花の無職、有り余る時間と己の頭の悪さにものを言わせ、20個目のカップラーメンが伸びきりそうになったところでようやく導入成功。ついでにSleipnirのバージョン・アップもやってみた。みんな、わかんないことあったらまずGoogle先生に聞こう。悩まずにGoogle先生を頼ろう。機動刑事ジバンが変身に要する時間並みの迅速さで彼は僕らの疑問を解決してくれます。間違いない。
さて、その「はてなブックマーク」ですが、「とりあえず全ての物事を批判的に捉え、できることなら反抗」をモットーに衆議院選に立候補しようとしていた僕ですから、「ソーシャル・ブックマーク」という巨悪に真っ向から挑みます。ブックマークをウェブ上で共有してウフフフフン、というのがソーシャルなんたらの目的でありますが(少なくとも僕はそういう浅はかな考えです)、共有――ハッ、人と何かを共有? そんなこと、「とりあえず全ての物事(中略)立候補しようとしていた僕にできるはずがありません。ソーシャルだなんて、何をおっしゃる。何をソーシャル。プクスクスプー(註・僕は23歳です)。共有するだなんて、出来るか。“人は生まれついてモノを独占したがる”ようにできているのです(剛田武著『剛田イズム宣言』より引用)。独占ですよ。見せてやるものか。全ては僕だけのもの。
「じゃあはてなブックマークなんて無視してろよ」――ええ、ええ、至極当然のご意見です。ローカルでブックマークしてりゃあいい話ですね。事実、僕もはてなブックマークのことなんぞ綺麗さっぱり、それはもう一日四回「ドラえもん、道具出して!」とのび太に請われ、晴れて五回目の懇願を受けたときのドラえもんのような白さで無視していました。だがしかし、そこに「ある」ものを、せっかくはてなユーザーとして「使える」ものを、無視してしまうのも、そりゃあなた、もったいないと思いません? “使えるものは使え、使えないものは捨てろ”というでしょう?(ベジータ著『ブルーツ波と僕』より引用)
僕は自慰が好きです。直接的な意味での自慰も、間接的な自慰もどちらも好きです。つまり自分が大好きです。同時にストリーキング行為が大好きです。できることなら世界へ飛び出し、大っぴらに脱ぎ、自慰りたい。しかし、「ソーシャル」な場でそのようなことをすると、即座に、ヒャクトウバンです。人々は「給食当番」「緊急登板」などの「トウバン」は嫌がるのに、ヒャク「トウバン」についてはものすごく積極的に行います。つまりソーシャル自慰行為というのは、許されない行為であるわけですね。世知辛い。
そこで「はてなブックマーク」ですよ。ネット上でソーシャルな自慰行為をやってやろうじゃないか、という話です。といっても自分の性器や脇毛や会陰部やうなじなどの写真をアップロードするわけではありません。それでは「ブックマーク」の本分から外れてしまいます。うだうだ書き連ねるのはやめて、答えを言いましょう。僕は、自分の「はてなブックマーク」を、「自分が書いた文章で自分が面白いと思えたものを淡々と登録していく」ために使用します。誰とも共有できず、誰も喜ばない。でも僕は一人でなぜか快感。これが「自慰」でなくてなんであると言うのでしょう?


「え、そんだけ? そんだけのためにこんな長々と?」――ごめんなさい。ほんとごめんなさい。僕は馬鹿です。こんな馬鹿と何かを共有するのは嫌でしょう? だから僕は自慰ります。「自慰る」って、なんか「DISる」みたいでヒップホッピングな響きがあっていいですね。よし、この文章もあとでブックマークに入れておこう。「恥ずかしい人だ」――何をおっしゃるうさぎさん、恥ずかしくない自慰があるのなら僕に教えてくださいよ。


僕のはてなブックマーク「ソーシャル・マスターベイションヌ」
http://b.hatena.ne.jp/mikadiri/
なんという恥ずかしいブックマーク名であろうか。素晴らしい。とりあえず「ピロプレ」「冷蔵庫のない生活」「say hello to the RockStars」の三サイトから順次追加していこうと思っています。コメント欄には、その文章の中で僕がちょっと気に入っている言い回しをコピペしようかな、と。が、ロックスターのほうはname指定とかしてないんで無理かもしれないです。だが自慰のためだけに僕はhtmlを書き換えるかもしれません。全ては自慰のため、そして逆説的に、あなたが快感を得るため――