題名のない音楽会21

なんか凄すぎて笑うしかない状態でございました。3人のミュージシャンが集まって(関係ないんですがミュージシャンを“アーティスト”と呼ぶ風潮が嫌いです)、色々なテーマで「即興演奏」をするという企画だったんですけど、それが凄いのなんの。その3人というのがうまい具合にジャンル分けされてて、まず「即興」というからには外せないジャズ・ピアニストの松永貴志、「現代音楽と大衆音楽どっちも来いや」の変なおっさん(失礼)、あとはポップスのお姉さん。名前は松永くん以外失念しました。というか松永くんのクオリティが高すぎて、そこで僕は笑うしかない状態になっていたわけですね。「ソ」「ド」「ミ」「ファ」の四つの音(だったと思う)を使って30秒の曲を作れ、という課題で、「さあ松永さん!」とか司会者に言われて「えー」と笑いながらいきなりジャジーでカッコイイ曲を弾き始める松永。羽田さんが色々解説してましたけど、即興でありながらもちゃんと音楽理論にも基づいてるんですね。こっちが「えー」だっつーの。マジすげー。僕の文章読ませて曲にしてもらいたい、とかものすごく思い上がった発言をしてしまいそうになるほどすげー。まあ僕がどれだけ「すげー」と書いたところで、実際の即興演奏を聴いていただかないことにはどうしようもないんですが、もう番組終わっちゃったので、無理。「えー」とふくれっ面のあなた、こういうことが再発しないよう、来週からはちゃんと早起きして「題名のない音楽会」を見ましょうね。――まあ、来週は見なくてもいいような内容っぽいですけど。
しっかし、松永様は(いつのまにか様付け)これで19歳なんですよねえ。19歳。僕は何をやっていただろう。「20までに童貞捨てないと妖精になっちゃう!」と内心ビクビクしてた頃ですね。晴れて妖精となり、魔法使いへの道を着々と歩んでいる今現在でございますが、その一方で、僕より4つも年下の人がこうやって活躍している事実。ケツに火がつくなあ。とりあえず僕も今日からジャズピアノ始める。「猫ふんじゃった」なら松永様並みの高速で弾けます。ペダルも踏んで無駄に盛り上げます。せっかくピアノ習ってたんだから、少しは役立てたいなあ。