ああ弟よ、君を呼ぶ

検索ワード紹介。僕は弱小ながらテ、テキストサイト(なんかテキストサイトって言葉が最近こそばゆい)をやってる人間として、「見てくださる人にできるだけ楽しんでもらいたい」ということを第一に、これまでチマチマとキーボードを愛撫してきたわけで、見る人にとって何ら面白くもクソもない「こういうオモシロ検索があったよ!」なんてことはやりたくないのですけれども、「いや、お前昔それやってたじゃん」とかいう昔からの読者様には申し訳ないが白面の者によって記憶を失くされていただきたいわけで、まあとにかく、あんまり「検索ワードご紹介!」なんてことはやりたくないのです。しかしですね、今は春でして、春といえば暖かいのでして、暖かいならば脱ぎたくなるわけでして、でも脱ぐとなればそれ相応の覚悟が必要になるわけでして、その辺を僕は言いたいわけでして、


http://www.google.com/search?hl=ja&c2coff=1&q=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%EF%BC%81+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2


などという言葉でGoogle検索を果敢にも行った君を、僕は止めたいわけでして、わざわざエクスクラメーションマークがついてるあたりに「検索にかける意気込み」というんですか、「俺は大学に入って、まず、脱ぐんだ! それで全てうまくいくんだ! ハッピーだ!」という若者にありがちな春爛漫で、しかし揺ぎない決意が見え隠れしておりまして、こやつは冗談で検索しているのではないとワタクシは思うわけでして、だからこそ君を、YOUを、止めなければいけないという使命感に駆られる次第であり、といいますのも、私事になりますけれど、大学に入りたての、まだ十代の、ガラスの十代の、壊れそうなものばかり集めてしまう年頃に、クラスコンパで実際に上半身を裸状態へとし、「キョッパエー!」みたいな奇声を発し、その後続くであろう人間関係を粉々に破壊してしまった経験のあるワタクシといたしましては、とにかく、もう少し、大学に入ってウキウキなのはわかりますけれど、もう少し、脱ぐのは待てと、そう言いたいわけでございます。上半身裸ですらドン引きなのでありますから、完全裸になってしまっては、もうドン引きどころかドンガバチョなわけであります。焦らずとも、今は大人しく友達を作り、もっと暖かくなってから、海にでも行って、合法的に、裸れば(裸る[らル]動・裸になる、の意)よいのであります。「キャンパスライフ! ストリーキング」の君よ、もうここを見ているのかどうかはわからない。もしかしたら入学式で既に「キョッパエー!」と裸ってしまったかもしれない。でもまだ少しでも裸ることに戸惑っていたなら、僕の意見も参考にしてほしい。壊れそうなものばかり集めすぎて、人間関係まで壊してしまうような光GENJI世代の犠牲者は僕だけで充分だ。