片田舎よ燃えてしまえ

福山芳樹の『FUKUYAMA FIRE』が発売していたことを失念していた僕は即座に手を洗い歯を磨き髭を剃り身支度万全、さあプロ野球スピリッツ2のペナントを一試合進めてから出かけるかっつったらハイ1時間経ってました。このごろ時間が軽い。ふわぁりと飛んでいく。それはそうとハイ1時間経っていたんだからさっさと行かなきゃね、というわけで行ってきました。そしたら福山芳樹さんのCDがありませんでした。まあ越谷には3つほどCD屋があるし、まだまだ焦る必要はないよね、ハイ3つとも置いてませんでした。最終手段であるアニメイトにすらありませんでした。勇気を振り絞ってアニメイトに入ったのにありませんでした。テニスの王子様のCDをカゴを使ってまでまとめ買いをしている女性がいらっしゃいましたがCDはありませんでした。彼女は朝青龍のご親戚のようでしたがサインを求められる雰囲気ではありませんでした。残念でした。オタク趣味に片足、いやむしろ両足突っ込んでる僕ですらアニメイトの空気は新宿の空気より濁っていたように思えました。魔境どころじゃない、異次元だ。異ディメンションだ。異次元ポケットの中に僕は迷い込んでしまったのだ。空を自由に飛べない次元なのだ。
とにかくお目当てである福山芳樹のアルバムはどこを探しても見当たらないので、ムシャクシャした僕はタワーレコードに突入してゆらゆら帝国の『Sweet Spot』を衝動買いしたのであった。一曲目から存分に狂っていて素晴らしいアルバムですね。