武装錬金 第3話「キミは少し強くなった」

おそらく原作ファンの大半が思っていることでしょう。「ああ、脳漿……」と。テレビの壁とはかくも厚いものなのか。ホムンクルスの幼生に寄生されつつも血を吐きながら武装錬金し、そして目潰し――までは良かったのに。そのあとが「臓物をブチ撒けろ!」では、「超スパルタン斗貴子さん」のイメージがイマイチ定着しない。血を吐くところもチョット控えめでしたし。ああ、脳漿をブチ撒けてほしかった。ギッチギチに詰め込みすぎててわかりにくかった原作の再構成はうまくいってただけに、最後の最後で規制入っちゃったのが残念でなりません。おそらく一番歯軋りしているのはスタッフの方々でしょう。さぞ脳漿をブチ撒けたかっただろうに。これでは「早坂姉弟の世界」の放送が心配になってきます。腐乱死体とか確実にアウトくさい。そういえばアニメプラネテスの「帰還軌道」でもミイラ化した死体はかなりぼやかされていました。ああ、テレビ。陣内君の手足逆装着やバラバラ死体も厳しいか(あれも斗貴子さんのスパルタン野郎っぷりを表現するためには欠かせないシーンなのだけど)。てかジャンプでOKな表現が何故テレビでは駄目なのだ! と今さらなことを呟いてみる。
そういえば武藤まひろさん、原作ではカズキに「制服貸して」などと言われたとき、涙目になって逃げたりしてたはずなのですが、アニメではしょっぱなからド天然ですね。これはむしろキャラがわかりやすくていいのではないでしょうか。そういや青汁も抵抗なく飲んでたな。これで「看護の達人よッ!」て言われてもすんなり「カズキの同類がいる」と思えます。これ以外にもアニメ版ではちょっとしたアレンジがたびたび見受けられますが、おおむねうまくいっていますね。花房さんが携帯を拾って斗貴子さんと話をするのは蝶不自然だったので、無くして正解。でもそんなら携帯落としたり鳴らしたりする必要はないような気がしますが(笑)。まあイイ感じだと思います。僕としては。地味に巧いぞ。がんばれ。
てか3週でコミックス1巻分が終わってしまいました。ガチで最後までやる気ですね。がんばれ。ダダッダー。