日常に生きる男性(ギャグなし)

三月だ。三日後には成績発表だ。二週間後には引越しも控えている。いろいろ忙しいことが重なって、なかなか忙しくなりそうだ。二回目の「忙」は「セワ」と読んでいただきたい。別に「イソガ」と読んでも構わないのだが、それだと少しだけ間抜けな文になってしまう。僕はこれからセワシクなるのだ。
二つやっているサイトも終わりの日まで二週間を切った。一年間やってきたから思い入れはある。新居でネット環境が整えば、また新しいサイトを始めるだろう。また同じようなことを書きなぐるのだろう。むしろ場所だけ変えてサイト名まで同じかも知れぬ。もう一つのほうは別に放っておいても大丈夫だろうから、放っておく。唯一更新が続くのは、このはてなダイアリーだけになる。携帯電話から更新が出来るというのは本当に有難い。長い文章が書けないから欲求不満になりそうだけれども。近況などをお知らせしたいと思う。「夜のオカズにしたものを淡々と記録するよ」なんていう世界一気持ち悪い企画も考えているが、僕の携帯電話にはカメラ機能がないので、考えた瞬間に企画倒れした。
ちなみに引越しに向けての片付けは一向に進んでいない。車輪がついていない5トントラックのごとく進んでない。昨日も本を買った。物が増えた。既に置く場所はない。その辺に放り出す。その衝撃で、本の塔が崩れた。「ヤフー!」とか騒ぎつつ崩落を抑えようとしたところ、腕がCDのタワーにぶちあたり、それも崩壊した。ガラガラガシャガシャと、それはキース・ムーンが叩き出すフィル・インのようなやかましい音を立てて崩壊した。まるで現代芸術によるタイルのように敷き詰められた本やCD。また片づけるのが面倒になる。ふと、ある一枚のCDのジャケットが目に入った。ガイコツが手招きしている、緑地のアルバムだ。僕は何気なくそれを聴いてみた。良いものだった。高校時代によくこの作品を聴いていた。友達とCDを貸しあい、感想を言い合い、時に対立し、結局は元の鞘に収まる。僕にもそんな無邪気な時代があった。しかしその友達とはもう全然連絡を取っていない。それでもいいと思う。一回友達になったからって一生付き合わなければいけないなんて、僕は御免だ。
突然、卒業できてるかどうか不安になった。