ふたつのスピカ

神番組『プラネテス』の時間帯で先週から始まった『ふたつのスピカ』、見ました。まあ、来週からはわざわざ録画してまで見ないな、っていうのが素直な感想です。文句をつけたい箇所は色々ありますけど、やっぱ『プラネテス』が良すぎたというのが原因で、かなり目が厳しくなってしまっているようです。普通に見れば、普通のアニメーション作品だと思います。オープニングがいいらしい、と聞いていたのですが、あまりに今風J-POPアニソンといった感じでブラウン管を殴りつけたくなりました。原作の持つ独特の「間」というか「空間」というか「味」というか、そういうものを全て排除して(もしくは冗長して)アニメ化したような印象を受けました。原作がとても好きなだけに、見てらんない。ああいうキャラデザイン(原作の名残がなく、癖もない感じ)にするのならば、とりあえず丸ホッペだけはやめてほしかったです。安易すぎ。そんなことすんならもっと頭身下げて幼さを表現しなさい。
アニメは見る必要が全くないですが、原作の漫画は日本国民全員が読むべきだと思います。一応「宇宙モノ」という位置づけではあるものの、『プラネテス』とは全然雰囲気が違って、ほんわかとした、それでいてホロリとくる素晴らしい作品ですから。僕の小説を読んで何かしらの感情を抱いた人は、それが是のものであれ否のものであれ、『ふたつのスピカ』を読めば何かを感じるはずです。オススメ。


ふたつのスピカ (7)

ふたつのスピカ (7)


これは最新刊。なぜか一巻の画像がないので。とにかく読みましょう。つまんなかったら僕を罵倒すればいい。面白かったら作中世界に浸ればいい。簡単なことです。