Which is MONSTER?


錬金戦団も再殺部隊も 俺も斗貴子先輩も
「敵は殺す」
それを当たり前と考えて戦っている――
俺達と… コイツと…
どっちが本当の化物だ――…



武装錬金 7 (ジャンプコミックス)

武装錬金 7 (ジャンプコミックス)



遅ればせながら、『武装錬金』最新刊、買いました。いやはや、毎度のことながら、密度が濃い。濃すぎます。ケイン――やめとこう。僕が愚にもつかない親父ギャグを発することで、『武装錬金』という作品自体への評価にまでケチがつきそうだ。とにかく面白いですよ。僕はこのサイトで口が酸っぱくなるほど、もう酸っぱくなりすぎて何を食っても梅干しにしか感じられないくらいの味覚障害を起こしてまで繰り返しておりますが、『武装錬金』、オススメなんですけどねえ(弱気)。なぜここまで人気がないのかよくわからない。ここ数週の本誌での展開は、まさに「俺たちの戦いはこれからだ」ルートというか、はっきり言えば「打ち切り展開」そのものの生き急ぎっぷりで、いつにも増して展開が早くなってきちゃっているし、そもそも掲載順が目も当てられないほど後ろで、このままロケットで突き抜けても何ら不思議はない。でもそんなことになったら本当に臓物ブチ撒けますよ、集英社コノヤロウ。わかりにくいギミックがあったり、いまいち状況を掴みづらい構図の絵がちらほら散見したりとか、そりゃ駄目な点もあることはありますけれど、単純に、少年漫画として、かなりの質の高さを誇ってると思うんですけどねえ。変にヒネりすぎて「面白がらせよう」と躍起になるより(どの漫画がそうなのかは言いませんけど)、「まっすぐ」な魅力に溢れてますよ、『武装錬金』は。キャラの変態性とか斗貴子さんのブチマケ性とかは置いといて、ね。
あとですね、第七巻、妙に斗貴子さんが可愛いので、やっぱり買うべきですよ貴様ら。