週刊少年マガジン

買おうかな、とも思ったのですが、幸村先生の新連載のためだけに240円もの大金を支払うのはなかなか厳しく、いつもどおり、バイトの休憩中に読むという形に相成りました。幸村誠新連載の号なのに、ゆうこりんが表紙の90%を占めているのはどういうことだ。

ヴィンランド・サガ

モーニングに連載された『プラネテス』で「え、これが新人の描く漫画?」と世の漫画好きどもの度肝を抜いた幸村誠が、長い潜伏期間を終え、ついに帰ってきました。しかしその帰還場所はなぜか週刊少年マガジン。四大少年誌の中で、個人的に一番面白くない雑誌です。まあ掲載されるところがどこであろうが作者は変わらないのですけどね。ただひとつ、「少年誌」というくくりが作品を窮屈にしてしまわないか、表現を縛ってしまわないか、それだけが心配でした。ヴァイキング時代の話となれば、ある程度の残虐描写は避けてとおれないでしょうしね。あとマガジンは伝統的に「三点リーダ」をあまり使わないイカれた雑誌なので、その辺の心配も(セリフの外観が醜くなる)。ま、これらは全部杞憂に終わったわけですけど。つかそもそも週刊連載で幸村氏が死なずにすむのか? そこが一番心配だったり。
第一話、88ページもの分量でしたが、普通に面白かったです。一話通して導入部ってな感じで、まだまだどう発展していくかは未知数ですけど。それでも、マガジンの中じゃあ出色の出来でしょう(ていうか、他が酷すぎる)。カラーから始まる映画的なイントロダクション、こういうの大好きです。綺麗な流れ。引き込まれます。というかもはや幸村誠の演出法を否定することなどできん(笑)。謎やら過去の因縁やらもいい具合に散りばめられていて、いいデキだったと思います。相変わらずキャラクター造形も巧い。でも、たぶん幸村信者以外の方、もしくは『プラネテス』至上主義者の方は、「あれ、面白いけどこんなもんか」と思ったのではないでしょうか。まだまだ始まったばかりだし、こんなもんです。まあ気長に読みましょう。幸村先生がリタイアしないことを祈りつつ。月イチで50ページくらい書いてくれれば僕は充分満足なのですけどね。あんま無理しないでほしい。

はじめの一歩

もうそろそろ終わらせてあげるのが愛情だと思うのですけど……。

涼風

アニメ化ですって? 冗談でしょ。おっぱい以外になんか取り得あるんですか、この漫画。アニメ化したら当然おっぱいを出すことなんてできないし、つまり駄目じゃないですか。なんつーか最近、「アニメ化」の敷居がとみに低くなってきているような気がします。なんでもかんでもアニメ化。これでいいのか。僕も歳を取ってしまったってことなんでしょうかね。つか、こんなんアニメにする暇があったら『武装錬(ry

スクールランブル

ただの萌え漫画に成り下がったスクランに用はないんですけど……。ララ頑張れ。

伝説の頭

人工無能は健在だなあ。ヤンサン連載の『クロサギ』と、原作者(原案者)が同じだと言って、いったいどれくらいの人が信じてくれるのだろう。それとも『ノリタカ』のときみたいに、原作者のクレジットはもう消えちゃったのかな。人工無能刃森を操れる人間なんてそうそういませんからね。それにしても、新キャラのインパクトが凄い。滅茶苦茶笑った。少年漫画誌随一のギャグ漫画はまだまだ健在のようです。この漫画で笑えない人は人生の楽しみのうち600億分の1くらいを確実に損してますよ。気楽に行こうぜ。