仮面ライダー響鬼

去年の今頃は「デカレンジャー見ずして何を見る若人よ」といった内容のことを繰り返しアッピールゥしていたわけでございますけれども、今年は響鬼だよ貴様ら様ども。呆れられても嘲られても言葉責めされても僕は仮面ライダー響鬼をオススメし続ける。それが無職である僕が為し得る唯一の社会的貢献だと思うからだ。僕には世界を響鬼色に染める責任がある。ない。ないけどある。であるからして僕はモッチーに萌え、あきらさんに萌え、ヒビキさんに萌え、体操服がブルマーじゃないことに憤慨しスチール缶を握りつぶしコーヒーが飛び出してきて眼球に入って眼球に染み渡ってピギャース、いやはやそんな低俗な行動ばかりじゃございませんぜ旦那、ちゃんとオロナミンCのCMでコーヒーを吹いたりもする。あの、真面目に申し上げますと、ほんと面白いので、無理しなくてもいいので、日曜日の朝はマジ早起きしてマジテレビの前でマジ正座して標準マジ録画しながら画面を見つめ続けるといいのではないかと思うのであります。「仮面ライダー」と「中学生日記」と「B級トレンディードラマ」をいっしょくたに楽しめる番組なんてそうそう見かけませんぜ。今のところ三つの要素が破綻せずになんとか成り立ってます。たぶん。そして近頃ようやくそれらが重なり合ってきて面白くなってきたのですよ。一番最初観たときは「はぁ?」だった変身シーンまでもが、最近では「むぅ、シブいぜ」。そんなもんだ人生。だからたぶん一番最初観たときは「ゴルァ!」だった非ブルマーフィジカルエジケイションヌもいつしか「むぅ、シブいぜ」になるはずだ。マジそんなもんだと思う人生って。