横浜 2-10 阪神

http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20060425YT01d.html
「横浜弱え(笑)」と笑えないまでに至っている惨状でございます。僕らのファンタジスタ古木克明が守備でやらかしました。フライを捕れないのはまあデフォルトとして、その後に悪送球をかまして大量失点へ。なぜか彼が守備でやらかすときは大事故へ繋がることが多い。ファンタジスタたるゆえんでしょうか。レフトに打球が飛ぶと、敵も味方も「あっ!」と注目せざるを得ない。誰もが目をひきつけられる。それがファンタジスタ。でもこれはいいのです。僕は古木の大ファンなのでかなり贔屓目に見ていますが、彼が守備で球場に魔法をかけるのは規定事実。せっかくメラを使えるのにメラを使わずに素手オオアリクイと戦う魔法使いがどこにいますか。
僕が理解できないのは牛島監督の野手起用法です。守備でやらかしたものの、打撃面ではツーベースヒットと死球で出塁し、きちんと自分の仕事を果たしている古木に「代打・小池」。意味がわからない。小池くんは目下打率が1割台と、絶不調です。もちろん復調してほしいという願いを込めて代打に送るのですが、打撃好調の古木を下げてしまうところが意味不明。古木から打撃を取ったら何が残るというのか。しかも守備固めをする場面でもない。負けてるんです。一点でも取らねばならぬ状況なのです。なのに1割台の代打。代打を送るべき選手は他にたくさんいます。百歩譲って代打を送らざるをえないとしても、好調の内川を優先すべきで、わざわざ小池を使うってのは贔屓と思われても仕方あるまい。去年からその兆候は見られていましたが、牛島監督はお気に入りの選手を贔屓してしまう傾向にあります。佐伯や小池など、自分が抜擢した選手を頑なに使い続ける。頭が固いです。去年の小池重用は、「守備重視で守り勝つ野球」という名目がありましたから納得もいきました。でも今年はピッチャーがボロボロです。守ってる場合じゃない。打っていくしかない。なのに二割打者を四番に据え続け、二軍レベルの打者を代打一番手に送っているようでは、そりゃ勝てませんわ。一応横浜は今まで6勝してますが、三浦の完封勝利を除いては打撃で相手をボコボコにして勝ってきたようなものです。投手がボコボコにされたら、こっちは相手をボコボコボコにして勝つ。そんな野球。しかも打ったのは村田、古木、内川、吉村の若手たち。彼らを干してしまっては、どうにもこうにもいかないですよ。投手陣が整備されるまでは攻撃的な采配をしてほしい。それしかないのです今の横浜ベイスターズには。
まずは佐伯を外す。そして石井琢朗2000本安打の達成後は若手と併用する。種田はまあそれなりにやってますが、状態如何では代打も送ったりする。「ピッチャーにしか代打をださない」「古木や吉村といった好調の若手にばかり代打を出さない」、これをするだけでずいぶん違うと思います。ファーストを守れるのが佐伯しかいないってのなら、せめて4番だけは外してほしい。1番と4番が自動アウトの打線って、物凄いハンデですよ(それでも得点がリーグ2位という破天荒打線)。僕は石井琢朗のファンだし佐伯のファンです。でもそれ以上に横浜ベイスターズのファンです。世代交代の時期が今やってきているのです。牛島監督には柔軟な考え方をしていただきたいです。
昨日の古木のミスをうけて速攻で小池スタメンだったりしたらもうダメですね。