武装錬金

水曜深夜放送のアニメのことについて今さら書くってのもなんですけどね、書かねばならぬ。
オープニング、見ました? 先日初めてオンエアになったんですけども。見てない。それはそうか。あ、武装錬金自体見てない。そうですかそうですか。ま、そりゃそうよね、武装錬金はつまらないって思っている人は意外にもかなり多いですものね。こんなつまんないもの無理して見るわけがなSATSUGAIするぞクソボッコどもが! 武装錬金を見ずして何を見る? じつにもったいない。じぃぃぃぃぃぃつに、もったいない。オープニングだけでこれほど興奮できる熱血少年アニメはなかなか見れないですぞ?
まず福山芳樹による「真っ赤な誓い」が素晴らしい。福山節丸出しの、超ド直球ロック。ギターのあのキュインキュイン音、久しぶりに聴きましたわ。やっぱり燃える。炎だ。ハード・ロックを演奏するときの福山氏のギターからはいつも炎が生まれる。その炎の色は、そう、山吹色。カズキの武装錬金サンライトハートのイメージ・カラーだ。これは誇張で言っているのではなく、本当にそう思ったのです。そしてHUMMING BIRD時代から素晴らしい歌詞を書いていたゴッドマザー福山恭子御大の、ド直球歌詞。ド直球とド直球が融合したらどうなるか。カッコイイに決まってる。この「真っ赤な誓い」は、まあ僕がことさらに言う必要もないかと思われますが、主人公・武藤カズキをイメージして作られたものでしょう。ドハマリ。これこそがまさに「主題歌」と呼ぶべきものではないかと思うのであります。きっと福山夫妻は原作を読み込んでくださったのだろう。素晴らしい。それでこそ、だ。期待に198%応えてくれた。福山ファン兼武装錬金ファンとしてはもう射精レベルの嬉しさでございましたことよ。
そして忘れてならないのが映像。正直、その辺は期待していなかった。まあ無難なデキなのだろうな、と思っていた。しかし実際は違った。198%違った。熱い。暑い。アツい! 福山氏の歌声とサウンドに引っ張られるかのようにガンガンテンションを上げていくオープニング。「うおおー」と思いました。サビでのカラーとモノクロが入れ替わる演出など、心が躍りまくりで困る。燃えすぎる。和月先生が覚醒パピヨンとの最初の戦いで試した表現法をアニメにするとあんなふうなのかなあ、と思ったり。久々に「漫画をアニメ化することの意味」ってのを感じました。オープニングだけで。グッドジョブ。その一言です。

本編は原作を忠実になぞっているだけなので大きな驚きなどはありませんけれど、この調子で行けば要所要所でグッときてしまうのだろうなあと思います。パピヨン覚醒、それと学校襲撃の回はおそらく良いモノになるのでは。特に後者、最初は生徒たちに迫害されるカズキが頑張り続けて最後には皆から力をもらうシーン。僕は漫画版でも涙腺を緩めましたが、アニメだと耳からの刺激もありますからね。ヤバイかもしれぬ。番組的にはそこをクライマックスに持ってくるかもしれませんし。福山芳樹作曲の挿入歌(主題歌とは別の)が流れたりなんかしたらナイアガラ涙腺決定。わくわくしてくるなあ。今のところは斗貴子さんのフトモモや首筋やくびれなどを凝視しつつまったりと鑑賞しようと思っています。