君はこの文を読み飛ばすことができる


世界樹の迷宮(特典無し)
ニンテンドーDSを買って初めてのゲーム。順調に遊んでいる。「任天堂が全面的に正しいと思われている世の中が嫌い。優しい大人が好き。バイバイ」と常々思っていた中学二年生病丸出しの僕も、ついにタッチ・ジェネレーション入りを果たしたのだ。上杉達也浅倉南をなんたらする方面のタッチ・ジェネレーションではあるものの、そんなジェネレーションは何の役にも立たず、2007年の現代(いまと読む)、『クロス・ゲーム』が面白いなどと主張したところで白い目で見られるばかり、つまるところあだち類は最早全くジェネレーションではないのである。安心してほしい、自分でも何を書いているのかさっぱり掴めていない。ゲームの話題になると、興味のない人が置いてけぼりになってしまう恐れがある。それならばゲームに詳しい人もそうでない人もむしろ筆者も意味がわからない文章を書く。それがウェブニーテンゼロにおける平等だと僕は信じる。ちなみにウェブニーテンゼロという言葉の意味すらわからずに使っている。「ニ」と「テン」が含まれるということは、ニンテンドー関連の語句と見て間違いあるまい。今をときめくタッチ・ジェネレーション入りしたからには、おのずとその意味がわかってくるはずだ。幸せは歩いてこないけれど、ウェブニーテンゼロは歩いてくるんだね。だから調べない。人よ等しく無知たれ! 平和への第一歩である。

ところで、

この『世界樹の迷宮』というゲーム、すごく面白い。
発売は今年の1月、およそ半年前になる。散々インターなネットでは話題に昇っていた。見た目はつるぺただが中身は北斗剛掌波だとか、「カフェオレ」と書いてあるのに中身はコーヒー豆まんまだとか、刺激的な評を多く見かけたことがある。中身はどうでもいいとしてつるぺたな見た目とコーヒー牛乳が大好きな僕はすぐに興味を持った。ニンテンドーDSさえこの手に持っていれば今すぐにでも買いに行くのに。そう思っていた。月日が経ち、別のつるぺたを追っかけたりしているうちに僕はこのゲームの存在を忘れかけていた。コーヒー牛乳よりピーチ・ティーが好きになっていた。甘くぺたぺたなばかりの毎日。これはこれで楽しい。けれど何かが足りない。僕の心を鷲づかみにして揺さぶるような、力強い存在(モノと読む)に出逢いたい。つるぺたなんて結局幻想だ。あの石原慎太郎だって「てにをは」と「つるぺた」を言い間違えたりしない。総理大臣だって「うつるぺた日本」を目指したりしない。福島県だってうつるぺたを自称したりしない。僕は一人の人間として、つるぺたとさよならするべきなのだ。ああ! つるぺたは一行のボードレールにも若かない。つるぺたを捨てよ、街へ出よう!

そういえば、

世界樹の迷宮』というゲームがとても面白い。